今日はちょっとはんこから離れて、エンボス加工をやってみました。
でもそれほど離れてはいないですよ。
彫って押して……って、やってることは一緒。
消しゴムハンカーズの方々におなじみなのは、インクでおした印影の上にエンボスパウダーをふりかけて、ヒーターで熱して……っていうアレですが、今回は紙自体をデコボコさせるやつに挑戦してみました。
ほんとは専用のエンボッサーっていう、こう、クラフトパンチをでっかくしたみたいなのがあって、それはそれは繊細でカッコイイエンボス加工が出来るものなんです。
また、イニシャルひと文字程度ならお手軽価格のもあるみたい。
でも、その原理はどれも、凸と凹の版があって、間に紙を挟んでギュー。
それならゴム版でもできるんじゃない?
って、思い立って、とりあえずやってみた。
それがこちら↓↓↓

どうでしょうか!
わりとそれっぽくなってるんじゃないでしょうか!
作り方はこんなかんじ。

ゴム板に凸と凹のふたつの版をつくります。
(このへんはいつものハンコ作りと同じなので割愛します。トレーシングペーパーでトレスして転写して…ってやつですね)
あっ、上の画像はよくある間違い例です!(はずかしい!)
片方は左右逆にしなければなりません! (はずかしい!!)
正確に言うと凸の方は普通に、凹の方は鏡文字に。

こうね。
このとき凸は小さめに、凹は大きめに、意識して彫りましょう。
ピッタリサイズだと合いません。

2つ合わせてみてきっちり噛み合うように。
あと二つの版の大きさをぴったり揃えておくと、このあとの作業がちょっとだけやりやすくなります。
こうして版ができたら、凸と凹のあいだに紙を挟んで、ギュウウウウ!!と押さえるだけ。
いくつかやってみたところ、薄い紙だと周りがシワシワになって見栄えがよくありませんでした。
名刺とか薄手の画用紙くらいのちょっとシャッキリした紙のほうがきれいにできるようです。
凸版と凹版が噛み合うことによって模様を浮き立たせてるわけですから、手作業のこのやりかたでは、シンプルなデザインしか作ることはできませんが、なかなか面白かったのでここにご紹介しておきます。
ありがとうございました!
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